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来る来るみらくる わんだーらんど

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この世は不思議世界である事を主に書き綴る。

南の島の話 vol4

南の島の話4 (ミラクル)

旅の最後には、日常では絶対にありえない体験をさせて頂きました。

そこを離れる前夜、正にまゆみ先生からイカズチのお言葉を受けている最中に、まゆみ先生の足元で子猫がまるで自分の母親であるかの様に慕い離れようとしないのです。(実はその横の山側に蛍が飛んでいたのですが‥…その事を示す事も出来ず‥…)
いつまでも離れようとしない子猫、このまま放ってはおけない状況になり、「何か良い知恵はありますか?」
と先生に尋ねられるも、この今の私には糠に釘。
私以外の方々は色々とアイディアを出しました。がどれも決定打にはならずもんもんとした時間が流れて行きました。
その時Aさんが「私が飼います」という決定打を出されました。

ではここでひとまず解散と云う事になり、都合上私と才蔵とで一晩子猫を預かる事になりました。

そうしている中でもSさんはこの土地で飼ってくれる人を捜しており、とうとう里親になって頂ける方を探し当てられたのでした。
電話でその知らせを聞いた才蔵と私はペンションのオーナーに承諾して頂いて子猫と一晩ペンションで共に過ごしました。

食欲旺盛な子猫ちゃん、コンビニで買ったおにぎりを鬼の様に食べておりました。そして誰に教えてもらったでもないのに、トイレは与えられたダンボールの中でちゃんとするし、最初泣いて嫌がっていたダンボールの中へとうとう自分から入って行き寝てしまったのです。どれだけ賢いのかびっくりです。

朝になると自分で起き出し、いつのまにか私の腕を枕にして寝ているではありませんか、ああなんて可愛い!私の中の母性がムクムクと湧き出てくるではありませんか。ひとまずは、そーとしておきました。
朝の便で飛び立たれるまゆみ先生をお見送りする為、車で才蔵と子猫ちゃんを乗せて空港へ。そして子猫の無事を報告させて頂きました。

その後、Pさんと地元食堂的な店へ行きランチをしました。
とても美味しゅうございました。
その残りを子猫ちゃんに差し出すとこれまた鬼の様に食べておりました。

Pさんとは此処でお別れして、子猫ちゃんのゲージを購入する為、ペットショップに才蔵と向かいました。
無事ペットショップも見つかり、才蔵がゲージを買いに行く間、私は子猫ちゃんと戯れ合っておりました。

私の膝の上に乗ったり、腕から肩に乗り移ったりと、成すがままにさせておりました。しばらくするとそれに飽きたのか、私が座っている運転席のシートの下に潜り込んで行きました。前日もそこから後ろのシートに移り遊んでいたので「そうかそうか、そっちで遊ぶか!好きにしたら良い」とそのままにしておりました。

そこに才蔵が帰って来て「テトは?」(才蔵は子猫をテトと呼んでおりました)と尋ねました。
私は普通に「シートの下か後ろに居るよ」と疑いもなく言い放しました。才蔵はそれでも見つけられず、「何処?」と聞き返しました。
私は普段才蔵がものを見つけるのが不得意な事を知っているので、面倒くさい感じできつく「後ろにおるって。おらんわけないって」と口調を強めて言いました。何故ならドアも窓も一度も開けずにいたのですから。それでも「いない」と才蔵。
「もー」と言いながら探し出す私。
「あれ?」 シートの下  「あれ?」 
後ろのシート 「あれ?」
「なんで?」 ラゲージルーム 「嘘でしょ」後ろのシート   
「ええっ?」もう一度シートの下

「そんな事って?」

どこにも姿形が見えないのです。
ついさっきまでここにいて私と戯れ合っていた子猫が。

もし万が一外に出る可能性があったとすれば、才蔵がゲージを買って来てドアを開けた瞬間しかなく、でもその時はそんな気配は微塵もなかったのです。
あとは車に穴が空いているのか?と考え、車のしたに潜り込み確認しましたが、そんなはずもなく。

外に出て何度も建物の裏に廻ったり他の車の下を覗き込んだり、再び車の中全般を探しましたが、やはり全くもって気配がありません。

あと考えられるのは、「一つ」!

「車の中で忽然と姿を消した」という普通では考えられない事です。シートの下に異次元空間が現れそこに入って行った。
もう  そうとしか思えませんでした。

私はそう考えながらも心臓がざわざわ波打ちました!
何故だか、まさにこういう事がありえるのだという、得体の知れない確信を胸に抱いていたのでした。

信じる事に消極的な私に見せてくれた衝撃の奇跡!
「この世には見えるものより見えないものの方が多い」という森の守り人さんの言葉が甦ってきました。
いつもまゆみ先生がおっしゃられる奇跡の数々は事実なんだと、改めて言われた気がしました。
私が幼少の頃見た、夕焼け空に飛ぶ天女も事実なのだ。

現実も虚構も夢も未来も過去も現在も死も宇宙もみな一つなのか?
という想いが一瞬ですが、頭の中をよぎりました。

いったい普通とはなんなのだ?
という問いを投げつけられた様な気がしました。

まゆみ先生がおっしゃる、宇宙と繋がれば何事も可能になる。
という意味が少し見えた様な気がしました。

まだまだ未熟な私、知らない事の方がまだまだ多いと云う事を知り始めた私。
リアルに驚いております。
リアルに受け止めております。
その夢?現実?は一生醒めないでしょう。

まだまだ修行は続きます。
by buyuukan | 2013-07-02 17:35

by buyuukan